建材フォーラム

湿式建材業界の専門誌「建材フォーラム」2023月10月15日発行(第566号)にて、特別企画として、女性タイル職人の方々によるタイルの魅力と可能性、業界の課題や将来の夢についての対談が掲載されています。
依然として職人の世界は男性中心というイメージがありますが、職人不足や技能継承など業界が抱える課題も多く、そうした中で女性の活躍が注目されています。
対談の中で、女性職人ならではの苦労や悩み、現場でのコミュニケーション能力の高さや細かい部分にも気づけるといった利点などについても話されています。
弊社にも女性タイル職人が二名おり、本日は、その中の一名の感想をご紹介いたします。

- タイル職人になった経緯
体を動かす仕事をしたかったから。
自分のした仕事が形に残るところが良いと思い、タイル職人をやってみたいと思いました。
- タイルのどんなところに魅力を感じるか
簡単そうに見えて、キレイに張ることが難しいところが職人としては面白さを感じます。
タイルには色々な種類があるので、どんな場所にどんなタイルをどうやって張るか個性を出せるところが魅力だと思います。
やっぱり、タイルを張ると雰囲気が良くなるし、長く持つので、そこも魅力だと思います。
- 現場で感じる女性ならではの苦労
使う材料が全体的に重いこと。
しかし、仕事をしていくうちに体ができてきて、今ではそんなに感じなくなりました。
そして、トイレ問題。最近は、女性用トイレが増えてきたので、ありがたいです。
個人よりも、チームの中で働くことで力を発揮できるのかなと思いました。
- 将来の目標やチャレンジしてみたいこと
まずは、一人でなんでもできるようになりたいです。
どんな問題が起きても、どうにかできるようになりたいです。
デザイン性の高いタイルも張ってみたいです。
- 対談「タイルの魅力と可能性、その未来特集」を読んでの感想
どの現場で働く女性も似たような悩みを持っているのだなと感じました。
あと、私は重い材料でも扱えるようになって、体格にも恵まれていると感じたので、これからも元気に仕事をしていきたいと思いました。
目地の仕上がりや、細かいところまでこだわったり、女性だからこそ生かせることを1つでも多く見つけようとしていると記事にあって、私も同じことを感じました。
タイルにも今後可能性があるように、私たち女性の職人だからこそ、できることがあるので、これからも仕事をしながら学んで、自分の可能性を広げていきたいと思いました。